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【17】まとめ
「1」の論理は神仏の領域を示し、あの世的世界とこの世的世界を切り分ける役割を持っている。あの世的精神文化の「1」は民俗儀礼、芸術文化、スポーツ、日常生活など日本文化の隅々まで及んでいる。「1」の持つ精神性は、民俗儀礼における宗教性を高め、芸術文化の美意識を深め、また日常生活...
koufukujihokutoshi
2024年7月18日読了時間: 1分
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【16】 悟りとしての「1」
ブッダの悟りとしての一回性についてである。 ブッダは35歳の時、インド東部のビハール州にあるブッダガヤの菩提樹のもとで禅定に入って悟りを開いた。仏典によれば、自分一人だけの唯一絶対の悟りを内面に秘めたままにしておくことを望んだ。梵天はブッタ一人の悟りに終わらせることが忍び難...
koufukujihokutoshi
2024年7月18日読了時間: 5分
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【15】 道としての「1」
道として「一」は、老子の「道徳経』に、「道は一を生じ、一は二を生じ、二は三を生じ、三は万物を生じる。万物陰を負いて陽を抱き、沖気を以って和を為す」とある「道は一を生じ」の「一」である。 「一」は根源的意味の太極を意味する。陰陽未分の太極である一気から陰陽二気が生ずる。数の流...
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2024年6月4日読了時間: 2分
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【14】未完成な美としての「1」
茶室の庭に落ち葉を置く千利休の逸話がある。 利久は弟子に茶室の庭掃除を命じ、落ち葉が一つもなく掃除を終えた後、落ち葉を散らしたという。落ち葉一つなく完全な掃除も、また落ち葉を散らすことも同じ作為であり、自然体を重んじる茶道に馴染まない。利久は、客人に庵の自然の姿を演出したか...
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2024年6月4日読了時間: 2分
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【13】部分としての「1」
初物(はつもの)の最初の一部を神・仏に供える。収穫した野菜・果物・海産物などの初物、狩猟の獲物の一部、来客の土産の一部を最初に仏壇や神棚に供える。 初穂とは、収穫前の稲穂の一部を抜き取り、神に供える。 「生飯(さば)」という仏教や修験道で見られる食事作法で、食べる前に自分の...
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2024年4月3日読了時間: 2分
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【12】反復継続する「1」
式次第は、「一 開会の挨拶。一 会長の挨拶・・・」というように、「一」の連続で、「ひとつ」と読む。「一、二、三・・・」と連続しない。 制札などの触書なども、「一 ・・・」「一 ・・・」とあり、同様に五箇条の御誓文も次のように「1」の連続で表記されている。 【五箇条の御誓文】...
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2024年4月3日読了時間: 2分
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【11】二回としての「1」
二回の行事を一回分として見なす。こうした事例を民俗行事に見ることができる。 修正会・修二会は正月行事を二度行う。十五夜と十三夜の月見は二度見て願いがかなうという。正月とお盆の二度の行事、晦日(6月)と大晦日(12月)の二回の大祓の行事を行う。一年を二分するように、同じ行事を...
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2024年4月3日読了時間: 1分
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【10】破壊される「1」
一年は一回限りで、年月は一回ごとに積み重ねられていく。2年、3年と数えるが、年が二個、三個と増えるのではない。「1」が積み上げられるだけである。年齢も同じである。連続としての「1」の意味である。1年は一回で完結し、次年度とは断絶する。去年と今年は旧年と新年と区別され、別の年...
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2024年2月11日読了時間: 2分
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【9】完成としての「1」
署名のない作品が見られることがある。署名は作品を棄損する。完成された作品である自負から、作者が誰であるかが分かるはずであると、署名を不要とした。破壊されない完全な意味での「1」である。作品の棄損を最小限にして、芸術性を確保するために「隠し落款」をする。...
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2024年2月11日読了時間: 2分
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【8】中心線としての「1」
奈良時代の古代寺院、飛鳥寺や四天王寺などの中門,塔,金堂,講堂が一直線上に並ぶ。その中の塔は、中門との直前に置かれ、最重要の位置に置かれる。塔は仏舎利が置かれる位置で、塔の建立とは寺院創建という最重要の意味を持つ。その後、塔を中心としてその東・北・西に金堂を配置された。左右...
koufukujihokutoshi
2024年2月11日読了時間: 4分
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【7】除外される「1」
「犬追物」は、文献上の初見は1207年(『明月記』承元元年)、中世武士の武芸鍛練法の一つで、 騎馬で犬を追射する競技である。竹垣で囲んだ馬場に犬を放ち、これを馬上より射る。犬追物の競技で、競技前に一匹の犬を逃がす作法がある。最初の一匹は、「1」という神の領域であるため競技の...
koufukujihokutoshi
2024年1月9日読了時間: 2分
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【6】忌避される「1」
一膳飯は嫌われ、おかわりを勧めることは、挨拶の「1」のところで記述した。この「1」は、「おひとつどうぞ」の来訪神として客人に対する接待のもてなしのことである。 初めて来店した客を断ることを、「一見さんお断り」という。一回目の客人は信用が無いからという理由で、常連客の紹介者が...
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2024年1月9日読了時間: 2分
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【5】昼・夜を数える「1」
昼と夜を独立した一つとして数える。 『古事記』」の神代巻に天若日子の死を「日八日夜八夜」弔うとある。『日本書記』、酒折宮の問答歌において、「新治 筑波を過ぎて 幾夜か寝つる 日々並べて 夜には九夜 日には十日を」の問答歌がある。古代において、昼・夜を別々に数えていたことが分...
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2023年11月9日読了時間: 3分
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【4】「ヒトツモノ」としての「1」
一般に一つ物、一ツ物などと表記され、文献史料では一物、一者とも表記される。日本書記は、「時に、天地の中に一物生れり。状葦牙の如し。」とあり、天地開闢に芽生えた葦牙である原初の植物を「一物」とも書く。「モノ」は、腹に「一物(いちもつ)」を持っていると言う時の「モノ」、また「物...
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2023年9月25日読了時間: 2分
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【3】神木としての「1」
天然記念物指定の桜は、一本の古木の大木である。山の裾野、峠、田畑のはずれた場所などに見られる。北杜市武川町の神代桜(国指定天然記念物)、同じく小淵沢町の神田桜(県指定の天然記念物)、韮崎市の鰐塚の桜(市指定天然記念物)などがある。...
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2023年8月29日読了時間: 3分
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【2】挨拶としての「1」
来客に対して食事の接待をする時に、「おひとつ、どうぞお召し上がり下さい」と挨拶をする。お客さんの人数にかかわらず、順番にすべての人に「おひとつどうぞ」と言う。 来客は来訪神である。歓迎される福の神として扱われる。手土産を持参して訪問するのが礼儀とされるには、その理由からであ...
koufukujihokutoshi
2023年7月25日読了時間: 3分
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【1】「1」の民俗について〜はじめに〜
「1」の読みかたは、「イチ」は呉音、「イツ」は漢音、「ヒトツ」は日本読みである。 「1」の言葉の使い方は、通常数える「1,2,3」の数字の「1」だと思われていことが多い。 しかし、日常使っている「1」には、数えられない「イチ」、数字ではない「イチ」、数に入らない「イチ」があ...
koufukujihokutoshi
2023年7月25日読了時間: 1分
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【7】こだわりの「小淵沢」の地名について(二)
小渕沢の地名の由来を小淵沢町の南端である富士見町の県堺・国界橋付近から長坂町境までに「加倉」「河倉」「鹿倉」の地名から考えてみる。 その名称は違うが、その呼称は「カクラ」と言われ、意味は「狩倉(かりくら)」のことである。同一の地名が約五㎞程続くという長い地名である。「カクラ...
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2023年7月11日読了時間: 2分
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【6】こだわりの「小淵沢」の地名について(一)
小淵沢の地名は、「小淵池」に由来する伝承がある。 小淵池は、小淵沢町総合グランド駐車場北の杉木立の場所にある。直径5~6メートル程の小さな池で、流れ出る川はなく、一年中水量は一定している。 小淵池は、実用性より宗教性の重視した場所といえる。そのために雨乞い祈願が行われたり、...
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2023年7月11日読了時間: 3分
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【5】こだわりの北野天神社の歴史
小井詰氏の伝承 前回、小井詰氏は、北野天神社の神主であると同時に、小淵沢村の開発領主的な存在として井詰湧水の水利権を通じて地域に政治的影響力を行使してきたことを述べてきた。今回、小井詰氏の伝承を通じて、その姿を考えてみたい。...
koufukujihokutoshi
2023年7月11日読了時間: 3分
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