【13】部分としての「1」初物(はつもの)の最初の一部を神・仏に供える。収穫した野菜・果物・海産物などの初物、狩猟の獲物の一部、来客の土産の一部を最初に仏壇や神棚に供える。 初穂とは、収穫前の稲穂の一部を抜き取り、神に供える。 「生飯(さば)」という仏教や修験道で見られる食事作法で、食べる前に自分の...
【12】反復継続する「1」式次第は、「一 開会の挨拶。一 会長の挨拶・・・」というように、「一」の連続で、「ひとつ」と読む。「一、二、三・・・」と連続しない。 制札などの触書なども、「一 ・・・」「一 ・・・」とあり、同様に五箇条の御誓文も次のように「1」の連続で表記されている。 【五箇条の御誓文】...
【11】二回としての「1」二回の行事を一回分として見なす。こうした事例を民俗行事に見ることができる。 修正会・修二会は正月行事を二度行う。十五夜と十三夜の月見は二度見て願いがかなうという。正月とお盆の二度の行事、晦日(6月)と大晦日(12月)の二回の大祓の行事を行う。一年を二分するように、同じ行事を...