koufukujihokutoshi2023年7月11日読了時間: 2分【7】こだわりの「小淵沢」の地名について(二)小渕沢の地名の由来を小淵沢町の南端である富士見町の県堺・国界橋付近から長坂町境までに「加倉」「河倉」「鹿倉」の地名から考えてみる。 その名称は違うが、その呼称は「カクラ」と言われ、意味は「狩倉(かりくら)」のことである。同一の地名が約五㎞程続くという長い地名である。「カクラ...
koufukujihokutoshi2023年7月11日読了時間: 3分【6】こだわりの「小淵沢」の地名について(一)小淵沢の地名は、「小淵池」に由来する伝承がある。 小淵池は、小淵沢町総合グランド駐車場北の杉木立の場所にある。直径5~6メートル程の小さな池で、流れ出る川はなく、一年中水量は一定している。 小淵池は、実用性より宗教性の重視した場所といえる。そのために雨乞い祈願が行われたり、...
koufukujihokutoshi2023年7月11日読了時間: 3分【5】こだわりの北野天神社の歴史小井詰氏の伝承 前回、小井詰氏は、北野天神社の神主であると同時に、小淵沢村の開発領主的な存在として井詰湧水の水利権を通じて地域に政治的影響力を行使してきたことを述べてきた。今回、小井詰氏の伝承を通じて、その姿を考えてみたい。...
koufukujihokutoshi2023年7月11日読了時間: 3分【4】こだわりの小淵沢の歴史小淵沢村の誕生 小淵沢町に最初に鍬おろした人々は、二つの地域を形成していた。この二つの地域は、矢の堂―大宮神社の縦状の尾根(尾根地区の地名の由来)である分水嶺の地形によって東西に分けられている。ひとつは、井詰(いづめ)湧水(すずらん池の北側)から自然流下した甲信アルミ南一帯...
koufukujihokutoshi2023年7月11日読了時間: 2分【3】こだわりの雷(蛇)信仰前回において、火の神によってイザナミ命の〈陰=ほと〉を焼かれて亡くなり、夫のイザナギ命が黄泉の国を訪れた時に見た妻イザナミ命の体に取り付いた八つの雷の姿が八雷神(やくさのいかづちのかみ)であることを述べた。この八雷神が八ヶ岳の祭神の一つに加えられた理由は、天空から落ちてきた...
koufukujihokutoshi2023年7月11日読了時間: 2分【2】こだわりの八ヶ岳の神々八ヶ岳の中心は権現岳であり、二つに裂かれた巨石が御神体であることを前回述べた。 権現岳に八ヶ岳の祭神は、磐(いわ)長(なが)姫(ひめの)命(みこと)と八(やくさの)雷神(いかづちのかみ)である。『古事記』『日本書記』に神話に見られる神々である。なぜこの二つの神が祀られたのか...
koufukujihokutoshi2023年7月11日読了時間: 2分【1】こだわりの八ヶ岳八ヶ岳南麓という地域。 私にとって60年余り聞き慣れた親しみのある言葉である。 この「八ヶ岳南麓」という語感の響きが気持ちいい。 そこに住む私のアイデンティの立ち位置があり、どことなく安心感を持つことができるからである。それは、八ヶ岳南麓という限られた地域と八ヶ岳の山々との...