【1】古代以前
- koufukujihokutoshi
- 2025年12月31日
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自然崇拝の山
権現岳山頂はハイマツが山頂にまで迫り、巨石が突出する景観である。磐座信仰による巨石は神が降臨する御神体であり、神々を祀るのに相応しい風格を備えた聖地である。
頂上の二股状の巨石を麓から仰ぎ見みることができ、豊穣を祈る信仰の山であった。それは、古くから誰でもが狩猟・採集のために自由に往来し、神々と交流し、麓と一体となった日常生活圏の里山であった。今に残るこうした権現岳頂上とその南麓の自然環境は、縄文時代に遡る信仰や生活の匂いを伝えてくれている。

権現岳と赤岳の違いは、標高の高さの違いにあるのではない。赤岳と異なるのは、権現岳には聖なる巨石が山頂に存在することである。
やがて、この場所こそ「八ヶ岳」誕生の地となるのである。

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